NARSが東京コレクションの2027年春夏で公式パートナーに就任

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NARSが東京コレクションの2027年春夏で公式パートナーに就任

メイクアップブランドのNARS(ナーズ)は、2027年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」において、オフィシャルパートナーに就任しました。会期中は参加する一部のウィメンズブランドに対して、バックステージでのメイクアップを提供する体制が組まれます。通称・東京コレクションと呼ばれるこのイベントは、国内外のデザイナーが新作コレクションを発表する日本最大級のファッションの祭典で、その裏側を支えるバックステージチームの仕上がりがショー全体の印象を左右します。今回のNARSの参加は単なる協賛にとどまらず、モデルの表情や世界観をメイクアップで作り上げるクリエイティブパートナーとしての関与である点が特徴です。この記事では、就任の詳細と、東京コレクションおよびNARSそのものの背景について、まとまった情報を紹介します。

NARSが東京コレクションの2027年春夏で公式パートナーに就任
目次

望月陽子・茂登春奈の両リードメーキャップアーティストがチームを率いる

NARSが編成するチームは、望月陽子リードメーキャップアーティストと茂登春奈リードメーキャップアーティストの二人を中心に構成されます。両者はNARS Japanにおいて、店頭でのパーソナルメイクアップアドバイスサービスや各種イベントでの実演など、ブランドの顔としての役割を担ってきたアーティストです。今回の東京コレクション参加でも、この技術と感性を生かしたメイクアップが期待されています。

ファッションショーのバックステージは、開演直前まで慌ただしい時間が続く独特の空間です。デザイナーが思い描くコレクションの世界観を、限られた時間の中でモデル一人ひとりの顔の上に表現していく作業は、単に化粧を施す行為とは一線を画します。ブランドが発信したいメッセージや素材、シルエットの雰囲気、会場の照明や音楽といった演出全体との調和を踏まえたうえで、メイクアップアーティストはその場でデザインを組み立てます。

NARSは今回の参加にあたり、創業者でありメイクアップアーティストでもあるフランソワ・ナーズが掲げてきた自由で革新的な美の哲学を軸に据えるとしています。参加ブランドそれぞれの世界観に合わせてメイクアップを組み立てるスタンスは、画一的なトレンドメイクを押し付けるのではなく、ブランドごとの個性を引き出す協業を志向するものです。

NARSは1994年にフランソワ・ナーズがバーニーズ・ニューヨークで創業

NARSは1994年、フランス出身のメイクアップアーティスト、フランソワ・ナーズによって設立されたブランドです。ナーズは1980年代にニューヨークへ拠点を移し、スーパーモデルのメイクアップを手がけるアーティストとして名を馳せました。自身が本当に使いたいと思える口紅の色がなかったことをきっかけに、みずからカラーを開発し、1994年にニューヨークの老舗百貨店バーニーズ・ニューヨークで12色のリップスティックコレクションを発表したのがブランドの始まりです。

大胆な自己表現を楽しんでほしいという創業者の思いは、既存の美しさの定義に縛られず、個々の魅力を引き出すメイクアップという方向性に一貫して表れています。現在NARSは45の国と地域で展開されるグローバルブランドに成長しており、2000年には資生堂グループの傘下に入りました。日本国内でも百貨店を中心に店舗を展開し、シーズンごとの限定コレクションや新作コスメが継続的に発表されています。

グローバルアーティストリーディングディレクターのSADA ITOは2025年12月31日付で退任

ブランドを長年牽引してきたグローバルアーティストリーディングディレクターのSADA ITOは、2025年12月31日付でNARSを退任し、フリーランスのアーティストとして新たな道を歩み始めています。SADA ITOは2001年にNARS Japanのフラッグシップカウンターでメイクアップスタイリストとしてキャリアを始め、2010年に国際的なリードメーキャップスタイリストに就任し、2018年には世界に三人しかいないグローバルアーティストリーディングディレクターの一人に任命された人物です。NARSは今回が初めてファッションウィークのバックステージに関わるわけではなく、同ブランドのアーティストは過去にもニューヨーク、パリ、ロンドン、東京、ソウル、バンコク、シンガポールなど世界各地のファッションウィークでバックステージメイクアップを担当してきました。

今回、東京コレクションのチームを率いる望月陽子・茂登春奈の両リードメーキャップアーティストは、こうした世代交代の流れのなかで、NARS Japanのメイクアップを新たに牽引していく立場にあります。長年ブランドの顔として国内外のファッションウィークを支えてきたアーティストからバトンを受け継ぐかたちで臨む今回の東京コレクションは、NARS Japanにとっても新体制の実力を示す機会になりそうです。

楽天ファッション ウィーク東京は2005年発足のJFWOが主催

楽天ファッション ウィーク東京は、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構、通称JFWOが主催する日本最大級のファッションの祭典です。JFWOの前身にあたる組織は、日本の繊維・ファッション産業の国際競争力強化を目的に、繊維・ファッション製造業者やデザイナー、流通業者が連携するかたちで2005年に設立されました。同年10月には東京発日本ファッション・ウィークが立ち上がり、これが現在まで続く東京コレクションの直接のルーツになっています。2025年から2026年にかけては発足から20周年の節目を迎え、新たなロゴの発表なども行われました。設立から20年以上にわたり、国内外の新進デザイナーからすでに国際的な評価を確立しているブランドまで、幅広い顔ぶれが集うプラットフォームとして機能してきました。

コロナ禍以降は無観客開催やデジタル配信のみでの参加を選ぶブランドも目立っていましたが、2026年春夏シーズン以降はフィジカル回帰を掲げ、実際に会場でショーを行う形式が改めて重視されています。JFWOは東京発ファッションプラットフォームという位置づけのもと、フィジカルでの体験の重視、次世代デザイナーの支援、国際化の加速という三つを軸に、東京コレクションを国内外に向けて発信し続けています。

2027年春夏シーズンは2027年8月31日から9月5日まで開催予定

2027年春夏シーズンの楽天ファッション ウィーク東京は、2027年8月31日から9月5日にかけての開催が予定されています。主催のJFWOは出展ブランドの募集をすでに開始しており、応募希望者向けの会場見学会も渋谷ヒカリエで実施されるなど、本番に向けた準備が進められています。会場は例年同様、渋谷ヒカリエのホールを中心とした複数会場が想定されており、今回発表されたNARSのオフィシャルパートナー就任も、こうした会期に向けた発表のひとつに位置づけられます。

もう一つの公式パートナー、サイレントプール ジンは渋谷ヒカリエでカクテルを提供

今回の発表では、NARSと同時に、英国発のロンドン・ドライジンであるサイレントプール ジンも、2027年春夏シーズンのオフィシャルパートナーに就任したことが明らかにされています。会期中は公式会場となる渋谷ヒカリエで、専属のバーテンダーによるオリジナルカクテルが提供される予定です。

サイレントプール ジンは、2014年にロンドン南西部のサリー州アルバリーエステートにあるサイレントプール湖のほとりで創業した蒸溜所発のクラフトジンです。この土地はノースアンブランド侯爵が所有する私有地で、英国でも屈指の美しい田園地帯として知られています。小麦由来のベーススピリッツに24種類のボタニカルを使用し、石灰層で濾過された青く澄んだサイレントプール湖の水を仕込みに用いることで、ヴェイパーインフュージョンによる華やかな香りと、浸漬による厚みのある味わいを両立させているのが特徴です。香水を思わせる繊細な香り立ちは創業からわずかな期間で数々の賞を受賞する評価につながり、現在では21カ国で展開されるブランドに成長しました。ボトルには太陽の光を受けて輝く湖面をイメージしたエメラルドグリーンが採用されており、ビジュアル面での完成度の高さも特徴のひとつです。

9月3日はCAVE SHIBUYAでカクテルナイトを開催予定

サイレントプール ジンについては、東京コレクション会期中の9月3日に、東京・渋谷のザ ミュージック バー ケイブ シブヤにて、サイレントプール ジン カクテル ナイトと題したイベントの開催も予定されています。20時からは招待制での実施となりますが、21時以降は一般客も参加が可能とされており、ファッションウィークの熱気を会場の外でも楽しめる機会に位置づけられています。ビューティーブランドのNARSと、スピリッツブランドのサイレントプール ジンが同時に東京コレクションのオフィシャルパートナーとして名を連ねたことは、ファッションウィークという場がファッション業界単体の催しにとどまらず、美容や食文化、ナイトカルチャーまでを巻き込んだ複合的なイベントへ広がりを見せていることの表れといえるでしょう。

なお、イベント会場のザ ミュージック バー ケイブ シブヤは、渋谷駅から徒歩1分の立地にあり、3000枚を超えるアナログレコードを一流のサウンドシステムで楽しめる音楽バーとして知られています。ミキソロジーカクテルや日本初導入とされるタップカクテルに加え、できたてのビストロ料理も提供する落ち着いた空間で、音楽プロデューサーの小林武史さんらが選曲を手がけていることでも知られます。もともと代々木ビレッジで10年間営業してきた店舗が、リニューアルを経て渋谷に移転オープンした経緯を持ち、ファッションウィークの会期にあわせてこうしたナイトカルチャーの発信地でイベントが開催される点も、今回の企画の見どころのひとつです。

ファッションウィークとビューティーブランドの協業はショー全体の完成度を左右する

近年、国内外のファッションウィークでは、コスメブランドがオフィシャルパートナーやオフィシャルスポンサーとしてバックステージメイクを担当するケースが増えています。ショーの評価はコレクションのデザインだけでなく、モデルのヘアメイクを含めたトータルな世界観によって決まる部分が大きく、著名なコスメブランドのアーティストが手がけるメイクアップは、ショー全体の完成度を高める要素になります。

一方、コスメブランド側にとっても、ファッションウィークのバックステージへの参加は大きな意味を持ちます。ファッション業界の第一線で活躍するデザイナーやスタイリスト、メディア関係者が集う場でブランドの技術力とクリエイティビティを直接示せるほか、SNSや媒体を通じてバックステージの様子が発信されることで、消費者に対してもブランドの世界観を印象づける効果が見込めます。NARSが今回、東京コレクションのオフィシャルパートナーとして参加ブランドのメイクアップを手がけることも、こうしたファッションとビューティーの相互発信という文脈に位置づけられます。

NARS Japanは2026年秋に新作コスメを相次いで発売

今回の東京コレクションパートナー就任の発表と前後して、NARS Japanでは新作コスメの発売も相次いでいます。2026年秋には、アイシャドウやリップライナー、マスカラなど複数のアイテムが同時発売される予定で、アジア地域限定のカラーも展開される見込みです。新作のリキッドチークや、人気ハイライターのスティックタイプ、毛穴カバーに特化した新しいリキッドファンデーションなど、スキンケアとメイクアップの両面から幅広いラインアップを継続的に打ち出している点も、NARS Japanの近年の特徴です。

季節限定コレクションでは、アジア限定カラーを含む華やかなラインアップが、フローラルなパッケージデザインとともに発表されてきました。こうした継続的な新製品展開に加え、店頭でのパーソナルメイクアップアドバイスサービスなど、消費者との接点を大切にする姿勢も一貫しており、今回のファッションウィークでのバックステージメイクという舞台裏での取り組みも、こうした一連のブランド活動の延長線上にあると捉えられます。

具体的な新製品の例として、ブランドを代表するリキッドチークの新作は、サテンやシマーの仕上がりを含む全16色という豊富なバリエーションで展開されており、人気シェードのオーガズムも含まれます。あわせて発売されたアフターグロー リップシャインの新色は、ゴールデンアワーの光をイメージした5色展開で、ざくろ由来の保湿成分やラズベリーシードオイルを配合し、シマーとイリデセントな艶感を実現したリップ製品として紹介されています。血色感や艶を軸にした製品開発の方向性は、東京コレクションのバックステージで両アーティストが手がけるメイクアップの表現とも通じる部分があり、肌そのものを美しく見せるというブランドの考え方の延長線上にあるといえそうです。

光を反射させるクッションファンデーションで肌悩みを目立ちにくく

NARSのメイクアップを語るうえでよく挙げられるキーワードのひとつが光です。同ブランドは、単に肌色をカバーするのではなく、光の反射や透け感をコントロールすることで、健康的でつやのある表情を作り出す開発の考え方を長年貫いてきました。2025年に発売されたライトリフレクティング セラムクッションファンデーションはその象徴的な一例で、サトウキビ由来の保湿成分やココナッツ由来のツヤ成分によって肌の上に薄いモイストヴェールを形成し、その膜が光を反射することでシミや毛穴、小ジワといった肌悩みを目立ちにくく見せる設計が採用されています。スキンケア成分の配合量はNARSのクッションファンデーションのなかでも最も高い水準とされ、重ね付けをしても重くなりにくいブリーザブルな使用感、SPF42・PA++の紫外線防御力を備えた全8色展開の製品として、発売前から話題を集めました。

こうした技術力は、店頭での接客だけでなく、伊勢丹新宿店で開催されたイセタン メイクアップ パーティ2025のような大型美容イベントへの参加を通じても発信されてきました。同イベントでは新製品の先行発売とあわせて、NARSのアーティストによるメイクアップ体験も提供され、来場者がブランドの技術を直接体感できる場として機能しました。今回、東京コレクションのバックステージを担当する望月陽子・茂登春奈の両リードメーキャップアーティストも、こうした店頭やイベントでの実演経験を積み重ねてきたアーティストであり、光をコントロールするというNARSならではの技術を、ファッションショーという非日常の舞台でどのように表現するのかにも注目が集まります。

東コレの冠スポンサーはメルセデス・ベンツ、Amazonを経て楽天に

そもそも東京コレクションは、プレタポルテ、つまり高級既製服ブランドが新作を発表する場として、東京で定期的に開催されてきたファッションショーの総称です。国内デザイナーの発表の場として長い歴史を持ち、海外の四大コレクションであるパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンと並ぶアジア発のファッションウィークとして、国内外から注目を集めてきました。

このイベントは、時代とともに冠スポンサーを変えながら継続してきた点も特徴のひとつです。

時期冠スポンサーイベント名称
2011年〜メルセデス・ベンツメルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京
2016年〜AmazonAmazon Fashion Week TOKYO
2020年〜楽天Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天 ファッション ウィーク東京)

2019年9月、楽天グループの三木谷浩史社長(当時)が自社イベントのRakuten Optimism 2019の場で、2020年春夏シーズンから東京ファッション・ウィークの冠スポンサーを務めることを正式に発表しました。楽天とJFWOは冠スポンサー契約を締結し、同年10月開催の第29回東京ファッション・ウィークから、現在の名称であるRakuten Fashion Week TOKYOとしてスタートしています。

楽天がタイトルスポンサーとなって以降は、単なる冠協賛にとどまらず、楽天グループとして日本のファッションシーンを盛り上げるための支援プログラム「by R」を展開している点も特筆されます。「by R」は2021年春夏シーズンから継続的に実施されており、実力のあるデザイナーによるファッションショーの開催を資金面・運営面から支援する枠組みとして機能してきました。過去にはポール・スミスとのコラボレーションが発表されるなど、金銭的な支援にとどまらず、ブランド同士の協業を生み出す場としても活用されています。

こうした変遷を経て、東京コレクションはフィジカル回帰、次世代デザイナー支援、国際化の加速という三本柱を掲げる現在の運営体制に至っています。今回のNARSやサイレントプール ジンのオフィシャルパートナー就任も、ビューティーやライフスタイル領域のブランドを巻き込みながらイベント全体の体験価値を高めていくという運営方針の延長線上に位置づけられます。

直近の2026-27年秋冬シーズンは30ブランド前後が参加、一般招待も実施

東京コレクションは例年、春夏コレクションと秋冬コレクションの年2回開催されており、それぞれの季節に合わせて多数のブランドが参加します。2026-27年秋冬シーズンでは30ブランド前後が参加するなど、規模の大きいシーズンも見られました。東京コレクションは本来、バイヤーやプレス関係者を中心とした業界向けのイベントという側面が強いものの、近年は一般来場者向けの招待企画も定期的に実施されています。過去のシーズンでは、公式ウェブサイトやWWDJAPANなどのファッションメディアを通じて一般招待の応募が呼びかけられ、抽選で選ばれた来場者が実際に会場でショーを鑑賞できる機会が設けられてきました。

東コレに限らず、近年の日本の美容・ファッション業界では、ファッションウィークと美容領域を掛け合わせたイベントや企画が相次いで生まれています。たとえばBeauty Collection Tokyoのように、美容領域そのものを主役に据えた新しい祭典の企画も発表されており、ファッションショーの一要素としてのメイクアップから、独立したコンテンツとしてのビューティーへと、業界内での位置づけが変化しつつあります。

こうした業界動向を踏まえると、NARSが東京コレクションのオフィシャルパートナーとしてバックステージメイクを担当するという今回の発表は、単発の協賛にとどまらない意味を持ちます。ファッションブランドが発表するコレクションの世界観づくりに、ビューティーブランドが積極的に関与し、双方の企業がそれぞれのブランド価値を高め合う関係性を築いていくという、業界全体の流れを象徴する事例のひとつです。

2027年春夏シーズンについても、出展ブランドの詳細やプログラムが順次公開されていくのにあわせて、一般来場に関する情報が発表される可能性があります。ファッションに関心のある読者は、公式サイトや関連メディアの発表を定期的にチェックしておくと、NARSが手がけるバックステージメイクの様子や、参加ブランドの最新コレクションを早く知ることができそうです。あわせて、サイレントプール ジンによるカクテルイベントのように、ショー会場の外でも東京コレクションの雰囲気を楽しめる企画が用意されている点も、今シーズンならではの見どころです。

2027年春夏の東コレはファッション、ビューティー、ナイトカルチャーが交わる舞台に

2027年春夏シーズンの楽天ファッション ウィーク東京では、NARSがオフィシャルパートナーに就任し、望月陽子・茂登春奈の両リードメーキャップアーティストを中心としたチームが、参加ブランドのバックステージメイクを担当することが発表されました。フランソワ・ナーズが掲げてきた自由で革新的な美の考え方を軸に、各ブランドの世界観に寄り添ったメイクアップを提供する今回の取り組みは、SADA ITOの退任という世代交代の節目とも重なり、NARS Japanの新体制における最初の大きな取り組みのひとつとして注目されます。

あわせて発表された英国発のクラフトジンブランド、サイレントプール ジンのオフィシャルパートナー就任も含め、2027年春夏の東京コレクションは、ファッションだけにとどまらず、ビューティーやドリンクカルチャーまでを巻き込んだ複合的な体験の場として展開されそうです。サイレントプール ジン カクテル ナイトのように、会場の外でも東京コレクションの世界観を体感できる企画が用意されていることは、来場者にとってショー観覧だけでは得られない楽しみ方を提供するという点でも意義があります。会期は2027年8月31日から9月5日を予定しており、渋谷ヒカリエを中心とした会場で、参加ブランドの新作コレクションとともに、NARSが手がけるバックステージメイクの完成度にも注目が集まりそうです。

2005年の発足以来、冠スポンサーをメルセデス・ベンツ、Amazon、そして楽天へと引き継ぎながら歩んできた東京コレクションの歴史を振り返ると、今回のNARSやサイレントプール ジンのオフィシャルパートナー就任は、単なる一シーズンの協賛にとどまらない出来事だといえます。ファッション、ビューティー、ナイトカルチャーという異なる領域のブランドが同じ舞台の上で世界観を重ね合わせていくことは、東京コレクションというプラットフォームの発信力の広がりを示すものであり、次世代デザイナーの支援や国際化の加速というJFWOの方針とも結びついています。出展ブランドの募集はすでにJFWOによって始まっており、応募希望者向けの会場見学会も渋谷ヒカリエで複数回開催されるなど、開幕に向けた準備が進められています。今後、出展ブランドの詳細や具体的なスケジュールが明らかになるにつれ、NARSがどのブランドのメイクアップを担当するのか、続報が期待されます。

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