パーソナルカラー診断を受けると、まず肌がイエベかブルベかがわかり、そこから夏コーデで使うべき色の方向性が見えてきます。イエベは黄みがかった肌に暖色系がなじみやすく、ブルベは青みがかった肌に寒色系のパステルカラーが似合いやすいという違いがあります。さらに診断を細かく進めると、イエベは春タイプと秋タイプ、ブルベは夏タイプと冬タイプに分かれ、それぞれ得意な色みや雰囲気が変わってきます。この記事では、イエベ・ブルベのセルフ診断方法から、実際の夏の季節に着るコーデの具体例、そしてパーソナルカラーの分類名としての夏(サマータイプ)と、カレンダー上の夏との違いまで整理して解説します。パーソナルカラーは似合う色を知るための手がかりであり、正解を一つに絞るものではありません。まずは自分のタイプの傾向をつかみ、この夏の服選びやメイク、アクセサリー選びに活かすきっかけとして読み進めてみてください。

イエベとブルベを分けるのは肌に潜む黄みと青みの違い
肌の色みが黄みに寄っているか、青みに寄っているかを見極めることが、パーソナルカラー診断の出発点です。
イエローベース、いわゆるイエベは、黄みがかった肌色が特徴で、温かみのある色合いが得意なタイプです。肌そのものが黄色や金色に近いトーンを帯びていて、全体として温かく親しみやすい印象を与えやすくなります。日焼けをすると肌が赤くなったり、小麦色に変化しやすかったりする人は、イエベの傾向が強いといわれています。
ブルーベース、いわゆるブルべは、青みがかった肌色が特徴で、涼しげでクールな色合いが得意なタイプです。肌にほんのりピンクや青みを感じさせる透明感があり、上品で洗練された印象を与えやすくなります。日焼けをしにくく、たとえ日焼けをしても比較的早く赤みが引いたり、赤褐色になったりする傾向があるとされています。
ここで注意したいのは、イエベは黄色人種に多く、ブルべは色白の人に多いという単純な話ではないという点です。色白でもイエベの人はいますし、健康的に日焼けした肌でもブルべの人はいます。肌の明るさや暗さではなく、色のもとになっている色みを見るのがポイントです。
セルフ診断は血管の色・白目の色・布あての3方法が定番
自宅でできるセルフチェックとして広く知られているのが、血管の色を見る方法です。手首を胸元より少し高い位置に上げ、内側に見える血管の色を確認します。イエベの人は血管が緑や黄緑がかって見える傾向があり、ブルべの人は血管が青や紫がかって見える傾向があるといわれています。ただし血管の見え方は肌の厚みや血管の深さ・太さ、血圧といった個人差の大きい要因にも左右されるため、この方法だけで完全に判断するのは難しいという指摘もあります。あくまで簡易的な目安のひとつとして捉えておくのがよいでしょう。
白目の色をチェックする方法もあります。白目がやや黄みがかって見える人はイエベ、白目が青みがかって透明感を感じる人はブルべの可能性が高いとされています。
実際に白い布や紙を顔の下に当てて、肌がどう見えるかを確認する方法も有効です。黄みがかった白い布を当てたときに顔色が明るく健康的に見えればイエベ、青みがかった白い布を当てたときに顔色が明るく透明感が増して見えればブルべの可能性が高くなります。
日焼けの仕方も参考になります。日焼けするとすぐに赤くなり、その後に小麦色へと変化しやすい人はイエベ、日焼けしても赤くなりにくく、なったとしても比較的早く元の肌色に戻る人はブルべの傾向があります。
これらのセルフチェックはあくまで目安です。複数の方法を組み合わせても判断がつかない場合や、より確実な答えを知りたい場合は、プロのカラーアナリストによる診断を受けるのがおすすめです。日光の下と室内の照明下では肌の見え方が変わるため、プロの診断では自然光に近い環境で複数の布(ドレープ)を顔にあてながら判定していきます。
4シーズン分類の夏はカレンダーの夏と意味が違う
イエベ・ブルべの大枠がわかったら、次は4シーズンの分類を見てみましょう。
イエベ春(スプリングタイプ)は、明るく澄んだ黄みのある色が似合うタイプです。全体的に明るく若々しい、カジュアルで元気な印象を持つ人が多く、アプリコットやコーラルピンク、明るいイエロー、ライトベージュなど、彩度が高くクリアな暖色系が得意とされています。
イエベ秋(オータムタイプ)は、深みのある黄み系のアースカラーが似合うタイプです。落ち着きと大人っぽさ、こっくりとした温かみのある雰囲気を持つ人が多く、テラコッタ、マスタードイエロー、オリーブグリーン、バーガンディ、キャメル、クリームベージュなど、彩度を抑えた深みのある暖色系が得意とされています。
ブルべ夏(サマータイプ)は、明るく優しい青み系のパステルカラーが似合うタイプです。上品で穏やか、清涼感のある雰囲気を持つ人が多く、ラベンダー、水色、ベビーピンク、ミントグリーン、ペパーミントグリーン、ローズピンクなど、コントラストの弱い柔らかな寒色系パステルが得意とされています。
ブルべ冬(ウィンタータイプ)は、はっきりとした鮮やかな青み系の色や、無彩色(黒・白・グレー)が似合うタイプです。メリハリがあり、シャープでドラマティックな雰囲気を持つ人が多く、ロイヤルブルー、マゼンタピンク、真紅、純白、漆黒など、彩度もコントラストも高い色が得意とされています。
ここで多くの人が混乱しやすいポイントがあります。ブルべ夏(サマータイプ)という分類名の夏と、実際のカレンダー上の季節としての夏は別物だという点です。パーソナルカラーにおける夏(サマー)は色のグループにつけられた呼び名であり、必ずしも夏の季節に着る色を意味するわけではありません。イエベ秋(オータムタイプ)だからといって、秋にしかその色を着られないわけでもありません。この記事で扱う夏コーデという言葉は、実際の夏という季節に着るコーディネートという意味と、サマータイプという分類の両方を指すため、以下ではこの二つを分けて解説していきます。
ブルべ夏タイプに似合うのはコントラストを抑えた寒色系パステル
まずはパーソナルカラー分類としてのブルべ夏(サマータイプ)について詳しく見てみましょう。
サマータイプの人は、肌に透明感があり、ほんのり青みを帯びた血色の良さを持っているのが特徴とされています。肌質はきめ細やかでマットな質感を持ち、日焼けをすると赤くなりやすく、小麦色にはなりにくい傾向があります。瞳は柔らかい光沢感があり、優しく穏やかな印象を与えます。髪色はソフトブラックのようなマットで柔らかい風合いを持つ人が多く、全体的な雰囲気は上品で穏やか、控えめで清涼感があると語られることが多いタイプです。
似合う色としては、涼しげで柔らかい色、明るいくすみカラー、寒色系のパステルカラーが挙げられます。ピンク系ではベビーピンク、ピンクレディ、オペラピンク、スイートピー、オールドローズなどの優しい色みが肌になじみやすく、グリーン系ではペパーミントグリーン、ピーコックグリーン、ターコイズグリーンなど青みを帯びた爽やかなグリーンが得意です。パープル系ではソフトなラベンダーやスモーキーなパープルが上品な印象を引き立て、ベーシックカラーとしてはネイビーやオフホワイト、ライトグレーが土台として使いやすくなります。
コーディネートを組む際のポイントは、コントラストを抑えた淡い色でまとめることです。淡い色同士を合わせることで肌の透明感が引き立ち、上品な雰囲気に仕上がります。濃い色を使いたい場合は、トップスではなくボトムスや小物に取り入れると、顔まわりの印象を明るく保ちながら全体を引き締められます。反対に、黄色みの強い色や彩度の高いビビッドカラーを顔の近くに持ってくると、顔色がくすんで見えやすいので注意が必要です。ビビッドカラーを楽しみたいときは、バッグや靴などの小物で差し色として取り入れるのがよいでしょう。
ブルべ夏タイプの夏コーデはTシャツもデニムも青みの白とグレーで統一
実際の夏の季節において、ブルべ夏タイプがコーデを組む際の具体例を見ていきます。
トップスには、青みがかった白のTシャツやブラウスを選ぶと、涼しげで透明感のある雰囲気を演出できます。同じ白でも黄みを含んだ白を選んでしまうと、顔色がぼやけて見えることがあるため注意が必要です。
デニムを合わせる場合は、濃紺よりもグレーがかったデニムを選ぶと、全体のトーンに統一感が出やすくなります。ブラックデニムを選ぶ場合も、真っ黒よりグレー寄りのカラーのほうが肌になじみやすいとされています。ロゴ入りの白Tシャツにグレーデニムを合わせるだけで、こなれた大人カジュアルの雰囲気に仕上がります。
小物使いも重要なポイントです。帽子やバッグを同系色でまとめるとシックな印象になり、全体の統一感が高まります。ラベンダーやミントグリーンのアイテムを一点投入すると、涼しげな夏らしさをより一層引き立てられます。
アクセサリーは、シルバーやプラチナ、ホワイトゴールド、ロジウムなどのクールトーンの金属が透明感を引き出してくれます。夏の日差しの中でも、シルバー系のアクセサリーはブルべ夏の肌に自然になじみ、上品な輝きを添えてくれます。
メイクでは、ローズ系やベビーピンク系のチークやリップが顔色をパッと明るく見せてくれます。アイシャドウは、グレーやラベンダー、スモーキーなパープルなど、彩度を抑えた色を使うと、瞳の柔らかい印象を活かせます。
髪色は、暗すぎない範囲でアッシュ系やマット系のブラウン、ソフトブラックが似合いやすくなります。夏らしく明るくしたい場合は、アッシュベージュなど黄みを抑えたトーンを選ぶとよいでしょう。
イエベ春・イエベ秋は素材と色みの工夫で真夏も重たく見えない
一方で、イエベ(春・秋)タイプの人が実際の夏の季節をどう着こなすかについても触れておきます。イエベはもともと暖色系が得意なタイプですが、夏の暑さの中でも重たく見えないための工夫がいくつかあります。
イエベ春タイプは、明るく澄んだ黄みのある色が得意なので、真夏でも重たく見えにくいタイプです。アプリコットオレンジやコーラルピンク、明るいイエローのトップスに、ホワイトやライトベージュのボトムスを合わせると、明るく若々しい夏らしいコーデに仕上がります。ブラウスを選ぶ際はクリーム色やライトベージュなど明るいトーンを意識し、濃い色を選ぶと顔色がくすんで見えやすいので避けたほうがよいでしょう。
イエベ秋タイプは、くすみカラーやアースカラーが得意なので、真夏でも落ち着いた大人の雰囲気を保ちながら着こなせます。テラコッタやマスタードイエロー、オリーブグリーン、クリームベージュなど、温かみのあるトーンでまとめると洗練された印象に仕上がります。ただし真夏は素材選びで軽やかさを出す工夫も必要で、リネンやコットンなど通気性のよい素材にこうした深みカラーを取り入れると、季節感と自分らしさを両立できます。
イエベ全般に共通するポイントとして、小物はブラウン系でまとめるとリッチな雰囲気が引き立ちます。バッグや靴、サンダルなどをブラウンやベージュで揃えると、統一感のある大人カジュアルな夏コーデになります。
アクセサリーは、イエローゴールドやマットゴールドなど、黄みのある暖色系の金属が肌になじみやすくなります。夏の強い日差しの下でも、ゴールドのアクセサリーはイエベの肌を華やかに、健康的に見せてくれます。
メイクでは、コーラルやオレンジ系のチークやリップが血色感をプラスし、健康的で明るい印象を作ります。アイシャドウは、ブラウンやオレンジ、ゴールドなど、温かみのある色を選ぶと肌になじみやすくなります。
髪色は、明るいブラウンや黄みのあるブラウン、キャメルベージュなどが似合いやすくなります。夏らしく抜け感を出したい場合は、明るめのブラウン系に少しハイライトを加えるのもおすすめです。
白Tシャツ×デニムでもタイプ別に白とデニムの色みが変わる
夏の定番アイテムである白Tシャツ×デニムを例に、パーソナルカラー別の違いをもう少し具体的に見てみましょう。
同じ白Tシャツでも、選ぶべき白の色みはタイプによって異なります。ブルべタイプには青みがかった白が似合い、イエベタイプには黄みを含んだ、いわゆるオフホワイトやアイボリーに近い白が似合うとされています。この違いだけでも、同じアイテムの組み合わせで印象がかなり変わってきます。
ブルべ夏タイプの場合、青みがかった白Tシャツにグレー寄りのデニムを合わせると、涼しげで洗練された印象に仕上がります。小物もシルバーやグレー、ネイビーで統一すると、全体にまとまりが出ます。
イエベタイプの場合、黄みのある白やオフホワイトのTシャツに、インディゴブルーよりもやや色落ちしたブルーデニムやベージュ系のボトムスを合わせると、温かみのある柔らかな印象になります。小物はブラウンやゴールドでまとめると、統一感のあるコーデに仕上がります。
一見同じような白Tシャツ×デニムというシンプルな組み合わせでも、白の色みやデニムのトーン、小物の素材を変えるだけで、パーソナルカラーに合わせた着こなしの差が生まれます。
メイク・髪色・アクセサリーはイエベがゴールド、ブルべがシルバー
ここまで見てきたメイクや髪色、アクセサリーの選び方について、タイプ別に整理しておきます。
イエベタイプは、ゴールド系のアクセサリーが肌になじみやすくなります。イエローゴールドやマットゴールドなど、黄みのある暖色系の金属が、健康的で華やかな印象を引き立ててくれます。
ブルべタイプは、シルバー系のアクセサリーが肌になじみやすくなります。プラチナやホワイトゴールド、ロジウムなど、クールトーンの金属が透明感を引き出してくれます。
髪色については、イエベは明るいブラウンや黄みのあるブラウンが似合いやすく、ブルべは黒、ダークブラウン、アッシュ系が似合いやすいとされています。
メイクにおいても、ブルべ冬タイプはグレーなどの無彩色を使ったメリハリのあるシャープでドラマティックなメイクが得意で、ブラック・グレー・レッド・シルバーといったインパクトのある色を使いこなせます。一方でブルべ夏タイプは、ローズやラベンダーなど、彩度を抑えた優しい色でまとめるメイクが似合いやすくなります。
イエベ春タイプは、コーラルやピーチ、イエローみのあるオレンジなど、明るく元気な色のメイクが似合いやすく、イエベ秋タイプは、テラコッタやブラウン、ゴールドなど深みのある色のメイクが大人っぽい雰囲気を引き立てます。
浴衣や水着もタイプ別に得意な色と柄で選ぶと似合う
夏は花火大会や海水浴、お祭りなど、いつもと違う装いを楽しむイベントも多い季節です。浴衣や水着選びにもパーソナルカラーの考え方を取り入れると、より自分に似合う一着を見つけやすくなります。
イエベ春タイプは、華やかさや可愛らしさ、元気さを演出するのがポイントです。コーラルピンクやコーラルオレンジ、イエロー、ライトイエロー、グリーンなど、明度も彩度も高い色の浴衣がよく似合います。トロピカル柄や大きめの花柄など、華やかで存在感のある柄との相性もよく、水着も明るく元気なビタミンカラーを選ぶと、健康的で華やいだ印象になります。
ブルべ夏タイプは、清楚や涼しげ、エレガントな雰囲気を演出するのがポイントです。ソフトで青みがかったパステルピンク、ベビーブルー、ラベンダー、パステルイエローなど、上品で涼やかな色の浴衣がよく似合います。スカイブルーやローズピンク、ミントグリーンといった色は、肌に透明感のある美しい印象を与えてくれます。水着を選ぶ際も、パステルピンクやスカイブルーなど、優しく爽やかな色を選ぶと、肌なじみのよい仕上がりになります。
イエベ秋タイプは、クールや個性的、ゴージャスな雰囲気を演出するのがポイントです。落ち着いたディープトーンの色合いが得意で、オレンジやオレンジレッド、マスタード、モスグリーン、ディープオレンジ、カーキなどの浴衣が大人っぽい印象を作ります。水着もモスグリーンやベージュ、キャメルなど、深みのある落ち着いた色を選ぶと、洗練された雰囲気にまとまります。
ブルべ冬タイプは、シックやゴージャス、上品な雰囲気を演出するのがポイントです。コントラストの強い色が得意なため、ブラック&ホワイトの組み合わせや、ロイヤルブルー、マゼンタなど、はっきりとした色の浴衣や水着がよく映えます。
帯や小物、ビーチサンダルなどの小物選びも、浴衣や水着本体と同じ考え方でタイプに合わせて選ぶと、頭の先から足元まで統一感のある夏のスタイリングが完成します。
診断はサロンとアプリとセルフチェックの3つを段階的に使う
パーソナルカラーを調べる方法は、大きく分けてプロによるサロン診断、スマートフォンアプリによる診断、そして先述したセルフチェックの3つがあります。それぞれの特徴を知っておくと、自分に合った方法を選びやすくなります。
サロンでのプロ診断は、料金相場に幅があります。百貨店や美容院、コスメブランドなどが行う簡易的な診断は数千円程度から受けられることが多く、店舗型のプライベートサロンによる本格的な診断になると1万円台から、メイクレッスンなど他のメニューを含むコースだと2万円台以上になることもあります。料金の違いは、診断にかける時間やドレープの枚数、アフターアドバイスの充実度によるところが大きくなります。しっかりとした根拠を持って自分のタイプを知りたい場合や、メイクやワードローブ全体を見直したい場合は、プロ診断を受ける価値が高いといえます。
スマートフォンアプリによる診断は、手軽に自分のタイプの目安を知りたい人に向いています。アプリには大きく分けて、目や血管、髪色などいくつかの質問に答えるだけで診断する質問形式と、自撮り写真をアップロードするとAIが肌・髪・瞳の色みを解析する写真診断形式の2種類があります。写真診断を行う場合は、自然光もしくは明るい照明の下で、正面から、できるだけノーメイクかナチュラルメイクの状態で撮影すると、より精度の高い結果が得られやすいとされています。
まずはアプリやセルフチェックで大まかな傾向をつかみ、より詳しく知りたくなったタイミングでプロのサロン診断を受けるという段階的な使い方も一つの方法です。
パーソナルカラーは顔まわりのアイテムから取り入れると効果的
パーソナルカラーの知識を知っただけで終わらせず、実際のコーデ選びに活かすためのコツをいくつか紹介します。
いきなり全身をパーソナルカラーで固める必要はありません。顔まわりに近いトップスやメイク、アクセサリーから意識してみると、効果を実感しやすくなります。顔から遠いボトムスや靴は、パーソナルカラー以外の色を選んでも影響が少ないため、まずは顔映りを左右するアイテムから見直すのが効率的です。
似合う色を差し色として使うという考え方も有効です。全身をパーソナルカラーの得意色で統一するのが難しいと感じる場合は、スカーフやアクセサリー、リップの色など、小さな面積から取り入れてみるとハードルが下がります。
パーソナルカラーはあくまで似合わせのためのツールであり、絶対的なルールではありません。自分が本当に好きな色やトレンドカラーを諦める必要はなく、好きな色をパーソナルカラーの得意な色みに寄せて選んだり、顔から離れた部分に取り入れたりすることで、好みとパーソナルカラーの両立は十分に可能です。
季節ごとのトレンドカラーとパーソナルカラーを組み合わせる視点も持っておくとよいでしょう。その年に流行している色の中から自分のタイプに近いトーンを選ぶことで、トレンド感と似合わせの両方をかなえられます。
診断結果が分かれるのは光の環境と診断士の基準、肌の変化が理由
セルフ診断である程度の見当をつけたあとも、本格的にパーソナルカラーを活用したい場合は、プロのカラーアナリストによる診断を受けるのがおすすめです。診断は自然光に近い環境で行われることが望ましく、蛍光灯やスマートフォンの画面の色味は肌の見え方に影響を与えるため、正確な判断がしにくくなることがあります。
診断当日は、できるだけノーメイクか薄めのメイクで、髪をまとめて肌が見えやすい状態にして臨むと、より正確な診断結果が得られやすくなります。診断結果は一度で完全に固定されるものではなく、加齢や日焼け、体調の変化によって肌の色みが変わることもあるため、数年ごとに見直してみるのもよいでしょう。
パーソナルカラー診断について調べていると、サロンによって診断結果が違った、以前と違うタイプだと言われたという声を目にすることがあります。これにはいくつかの理由が考えられます。
大きな要因のひとつが、診断時の光の環境です。同じ人の顔であっても、自然光の下で見るか、蛍光灯の下で見るかによって肌の色みの見え方は変わります。実際に、自然光ではブルべ夏と判定された人が、蛍光灯下ではブルべ冬と判定されるようなケースも起こり得ます。診断を受ける際は、できるだけ自然光に近い環境で行われているかを確認するとよいでしょう。
診断を行うスクールや診断士によって、色の分類基準や重視するポイントが異なる場合があることも一因です。4シーズン分類は広く使われている考え方ですが、細部の判断基準は診断士の流派によって多少差が出ることがあります。
パーソナルカラーは一度診断されたら一生変わらないと言われていた時期もありましたが、現在では日焼けや加齢、食生活の変化などによって肌の色みや質感が少しずつ変化するという見方が一般的です。特に加齢によって肌や髪のコントラストが弱まり、若い頃は鮮やかな色が似合っていた人が、少し落ち着いたトーンのほうがなじむようになる、といった変化はよく見られます。
こうした背景から、一度診断を受けて終わりにするのではなく、数年に一度見直してみたり、複数の診断方法を組み合わせて総合的に判断したりするのも一つの向き合い方といえます。
パーソナルカラー診断は、イエベかブルべかという大きな分類から始まり、春・秋・夏・冬という4つのシーズンタイプへと細分化されていきます。イエベは黄みがかった温かい肌色で、春タイプは明るく澄んだ色、秋タイプは深みのあるアースカラーが得意です。ブルべは青みがかった涼しげな肌色で、夏タイプは優しいパステルカラー、冬タイプは鮮やかな色や無彩色が得意というのが基本の考え方です。パーソナルカラーにおける夏(サマー)という分類名と、実際のカレンダー上の夏という季節は別物であるという点も、混同しないように意識しておきたいところです。今回紹介した基本の考え方やコーデ例を参考にしながら、まずは自分のタイプを知り、この夏のコーディネートやメイク、アクセサリー選びに少しずつ取り入れてみてください。









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