プラスサイズ向けファッション通販の選び方、失敗しない4つの確認点

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プラスサイズ向けファッション通販の選び方、失敗しない4つの確認点

大きいサイズの服を通販で選ぶコツは、ヌードサイズの実測、体型に合うシルエットの見極め、素材の伸縮性の確認、そして返品交換制度のチェックという4点に集約されます。実店舗で試着できる大きいサイズの品ぞろえは限られており、自宅でじっくり比較できる通販の存在感が年々増しています。とはいえ写真だけでは着用感まで伝わらないため、サイズ表記の読み方や体型カバーの工夫を知らないまま買うと、届いてから「思っていたのと違う」となりがちです。この記事では、プラスサイズ向けファッション通販を選ぶときに押さえておきたい測り方のコツ、体型別のシルエット選び、素材の見分け方、実際の通販サイトやブランドの特徴、返品交換制度の比較ポイントまでをまとめて紹介します。

プラスサイズ向けファッション通販の選び方、失敗しない4つの確認点
目次

プラスサイズファッション市場は2027年に4割拡大の見通し

プラスサイズと大きくて背の高い衣料品の市場規模は、2033年に向けて拡大が続くと予測されています。プラスサイズ向け衣料品市場に関しては、2027年までに2019年比で40%成長するという予測もあり、ファッション業界にとって無視できないマーケットに育ってきました。

この背景にあるのが、体型やサイズにかかわらず自分の身体を肯定的に受け止めようという「ボディポジティブ」という考え方の広がりです。SNSを中心に世界的に浸透してきたこの価値観のもと、SkimsやGood Americanのように幅広いサイズ展開を行うブランドは消費者から強い支持を集めています。反対に、サイズ選択肢が狭いブランドはSNS上で批判の対象になりやすい傾向があるとも言われており、サイズの豊富さそのものがブランド選びの基準になりつつあります。

一方で、ランウェイの世界には別の実態があります。Vogue Businessが発表した2024年秋冬コレクションのサイズ包括性レポートによると、ニューヨーク・ロンドン・パリ・ミラノの4大コレクションに登場した8,800通りのルックのうち、プラスサイズ(US14以上)はわずか0.8%、ミドルサイズ(US6〜12)は3.7%にとどまり、前シーズンから減少していました。市場としては拡大が見込まれているのに、ファッション業界が発信するイメージの中でプラスサイズが占める割合はむしろ縮んでいるという状態です。だからこそ、憧れの発信元に頼らず、通販サイトやブランドを自分の目で見極めて選ぶ姿勢が重要になります。

通販でのプラスサイズ選びは4つの確認で失敗を防げる

通販サイトはLLから6L、あるいはそれ以上のサイズまで展開しているところが多く、バストがHカップまで対応する下着や25.0センチ以上のシューズなど、実店舗では見つけにくいアイテムも選択肢が豊富です。実店舗で大きいサイズを試着できる場所を探すだけでも一苦労だったという声は少なくなく、自宅でカタログを見比べながら検討できる通販の利便性は大きいといえます。

ただし通販には試着ができないという弱点があります。写真の印象と実際に着たときの印象が食い違うことは珍しくなく、プラスサイズの場合はシルエットや生地の伸縮性によって着用感が特に大きく変わります。この弱点を補う方法として、サイズ表記の確認、素材の特性の把握、レビューの活用、返品交換制度の確認という4つのポイントを事前にチェックしておくことが、通販での失敗を防ぐ実践的な手段になります。以下の章では、この4点をひとつずつ具体的に掘り下げていきます。

サイズ選びの起点はヌードサイズの実測

通販でサイズを間違えないための第一歩は、自分の「ヌードサイズ」を正確に把握することです。ヌードサイズとは衣類を着けていない状態での身体そのもののサイズを指し、商品のサイズ表記がヌードサイズなのか、仕立て上がった状態の寸法である「仕上がり寸」なのかを事前に確認する必要があります。この2つを混同すると、実際よりも大きすぎたり小さすぎたりするサイズを選んでしまいます。

バストとウエストの正しい測り方

バストのサイズはアンダーバストとトップバストをそれぞれ測ります。アンダーバストは、バストのふくらみのすぐ下、胸郭に沿うようにメジャーを当て、鏡で横から見て水平になっているかを確認しながら測ります。息を吐いた自然な状態で測ると、実際の着用感に近い数値が得られます。トップバストはバストの最も高い位置を測りますが、背中側のメジャーが下がりやすいため、こちらも鏡でチェックしながら水平を保つことが欠かせません。バストが柔らかく横に流れやすい方は、90度のお辞儀の姿勢で計測すると、バストを集めた本来のボリュームを把握しやすくなります。

ウエストは、リラックスした状態でおなかの最も細い部分を水平に測るのが基本です。前かがみになったり、お腹に力を入れたりすると数値がずれてしまうため、姿勢を正して自然体で測りましょう。

手持ちの服とサイズ表を比較する

もう一つ効果的なのが、すでに持っている服の中でサイズ感や着心地が気に入っている1着を選び、その服自体を実際に測って、購入したい商品のサイズ表と比較する方法です。ブランドごとにサイズ表記の基準が異なることが多いプラスサイズ衣料においては、この手持ちの服との比較が最も確実な方法のひとつとされています。

プラスサイズ通販のサイズ表記はL、LL、OLに加えて3L、4L、5L、6L、7L、8L、9L、10L以上まで幅を広げているところもあります。ニッセンではL〜10L表示のインナーやルームウェアも扱われており、こうした表記は基本的にヌードサイズをもとに設定されていることが多いとされています。トップスはバストサイズを基準に、ボトムスはウエストのヌード寸法をセンチメートルで表記するのが一般的な考え方なので、購入前にはトップスとボトムスそれぞれの基準部位を確認しておくとミスマッチを減らせます。

下着選びでは「姉妹サイズ」の活用も知っておくと便利です。姉妹サイズとは、カップサイズとアンダーサイズの組み合わせによって、見た目のバストの大きさは同じでも複数のサイズ表記が存在するという仕組みを指します。試したいサイズが欠品している場合や着用感に違和感がある場合は、姉妹サイズを参考にすると選択の幅が広がります。

体型別のシルエットはXラインとIラインで使い分ける

自分の体型に合ったシルエットを理解しておくと、通販での服選びの精度が上がります。胸元や上半身にボリュームがある方には、ウエスト部分を強調するXラインのシルエットが向いています。Xラインとはアルファベットの「X」のように、肩幅とヒップ周りに対してウエストを引き締めて見せるシルエットのことで、体の中心であるウエストにメリハリを作ることで着痩せした印象を演出できます。ベルトつきのワンピースやウエストマークのあるトップスは、このシルエットを作りやすいアイテムです。

一方、お腹や下半身にボリュームが集まりやすい方には、Iラインのシルエットが効果的です。Iラインとは縦に一直線のラインを描くシルエットのことで、着丈が長めのカーディガンやロングジレを、体の凹凸を拾わないようにストンと落として着ることで、視線を縦方向に集めすっきりとした印象を作れます。お尻が隠れる程度の着丈のアウターをIラインで羽織るスタイリングは、下半身のボリュームをカバーしながら今どきの着こなしにもなる方法として紹介されています。

自分の体型のどこにボリュームがあるのかを客観的に把握し、それに合わせてXラインかIラインかを選ぶという視点こそが、プラスサイズファッションのシルエット選びの土台になります。

素材はハリ感と伸縮性の両立が着心地を決める

プラスサイズの服を通販で買うときは、デザインだけでなく素材選びにも注意が必要です。通気性が良く伸縮性のある生地を選ぶことが基本で、一日中着る洋服にストレッチ性のない硬い生地を選んでしまうと、動きにくさや締め付け感につながり、デザインが気に入っていても着心地の面で後悔することがあります。

体型カバーの観点からも素材選びは重要です。下半身をカバーしたい場合、ハリ感のある綿混素材のワイドパンツは、肉感を拾いにくく膨張感を抑えられるアイテムとして紹介されています。柔らかすぎる生地は体のラインに沿いすぎてしまい、逆にボリュームを強調してしまうことがあるため、ハリ感と伸縮性を両立した素材を選ぶという視点が有効です。

通販サイトでは生地に直接触れられないため、商品説明にある素材表記(綿、ポリエステル、ポリウレタン混など)と、レビューに書かれている「伸びる」「透けない」「厚みがある」といった着用者の感想を必ずチェックしましょう。素材の特性を事前に把握しておくことで、写真だけでは分からない着用感のギャップを減らせます。

二の腕とお腹のカバーはフリル袖とワイドパンツが定番

多くの方が気にする部位として、二の腕、お腹、下半身の3つが挙げられます。二の腕のカバーには、袖がフリルになったデザインのトップスやワンピースが効果的とされています。フリル袖は二の腕にほどよくボリュームを持たせることで、腕そのもののラインを目立たせず、むしろ華奢な印象を与える効果が期待できます。デートやお出かけの装いにも取り入れやすいデザインです。チューリップ袖のフレアワンピースも、二の腕の太さをカバーしながら、腕を動かすたびに生まれる揺れ感で女性らしい印象を作れるアイテムとして人気を集めています。

2025年の夏には、透け感のあるブルゾンである「シアージャケット」も注目を集めました。一枚羽織るだけで二の腕を自然にカバーしながら、季節感に合った着こなしを演出できる点が支持された理由です。

お腹や下半身のカバーには、先述のIラインのシルエットに加えてワイドパンツの活用が有効です。特にハリ感のある綿混素材のワイドパンツは、腰回りやお尻の丸みを拾いにくく、全体のボリュームを抑えて見せる効果があります。パンツの丈はくるぶしが少し見える程度の長さにすることで、脚全体を縦に見せる効果も期待できます。これらのテクニックは単体で使うより、組み合わせて活用したほうが体型全体のバランスを整えやすくなります。

冬のアウターは中綿ジャケットとAラインコートが主役に

秋冬に欠かせないアウター選びも、プラスサイズの通販ならではの工夫が求められる部分です。大きいサイズ専門の通販サイトでは3Lから10Lまでのサイズを取り揃えているところもあり、体型カバーと防寒性を両立させたアウター選びが可能になっています。

スタイルアップを意識するなら、トレンドのロング丈アウターがおすすめです。一枚羽織るだけでこなれた印象を作れるうえ、気になるお尻回りも自然にカバーできるため、体型カバーをしたい方に人気を集めています。細見え効果を意識したデザインを選べば、ボリュームのあるアウターでも野暮ったく見えず、すっきりとした印象を保てます。

シルエットの観点では、着痩せ効果の高いベルト付きのコートや、先述のIラインシルエット、あるいは裾に向かって広がるAラインシルエットのコートが、ぽっちゃり体型の方に似合うデザインとして紹介されています。ベルトで一度ウエストを引き締めてから裾にかけて広がるデザインは、上半身と下半身のバランスを取りながら体型を美しく見せる効果が期待できます。

2025年の冬には、暖冬傾向が続く中で中綿ジャケットの注目度が高まりました。ほどよい保温性と動きやすさ、適度なボリューム感を兼ね備えており、ダウンジャケットに比べて手入れがしやすい点も支持を集めた理由のひとつです。プラスサイズの通販でアウターを選ぶ際は、防寒性とシルエットのバランス、着丈による体型カバー効果の3点を意識すると、季節感のあるコーディネートを快適に楽しめます。

通販サイトはマルイウェブチャネルやベルーナ、clette、Ruiglamourousで比較できる

プラスサイズファッションを扱う通販サイトは年々充実してきており、それぞれに特徴があります。マルイウェブチャネルでは、LLサイズから6Lサイズまでのレディース服を幅広く展開しており、ローズティアラ、ゴールドジャパン、フルール by ミントブリーズといった人気の大きいサイズ専門ブランドを多数取り扱っています。トレンドアイテムから普段使いしやすいベーシックアイテムまで揃っているため、初めてプラスサイズ通販を利用する方にも選びやすいラインナップです。

ベルーナも大きいサイズのレディースファッションに力を入れている通販サイトのひとつです。2025年10月には、サイズ選びの不安を解消する取り組みとして「ユニサイズ」という新しい仕組みを導入し、サイズ表記の違いによる購入の不安を減らす工夫を進めています。

比較的リーズナブルな価格帯を求める方には、LLから5Lまでのサイズを展開するプラスサイズ専門ブランド「clette(クレット)」も参考になります。2,000円台から8,000円台という手に取りやすい価格帯で、ベーシックアイテムからトレンドアイテムまで幅広く揃えているため、コーディネートの幅を広げやすいのが特徴です。

下着に関しては、「Ruiglamourous(ルイ・グラマラス)」のようなプラスサイズ専門のランジェリーブランドも存在します。ブラジャーはFカップからKカップまで、アンダーサイズは65センチから90センチまで展開しており、可愛らしいデザインを重視するプラスサイズの方向けの選択肢として紹介されています。下着はアウターと違い体に直接触れるアイテムであるため、サイズだけでなくカップの形状やアンダーの締め付け感なども含めて、専門ブランドの情報を参考にするのがおすすめです。

百貨店系や専門店という選択肢

タカシマヤファッションスクエアのような百貨店系の通販サイトでは、クリスチャン・オジャールといったラージサイズ専門ブランドを取り扱い、上質でエレガントな装いを求める層に向けたアイテムを提案しています。仕立ての良さやデザイン性の高さを重視する方には、こうした通販サイトも選択肢に入れる価値があります。伊勢丹オンラインストアのように、大きいサイズの婦人服専用のサイズチャートページを設けている百貨店系ECサイトもあり、上質なアイテムを探したい場合は比較対象に加えるとよいでしょう。

このほかにも、大きいサイズファッション専門店の「フォーエル」、老舗カタログ通販の「セシール」、大きいサイズレディース通販サイト「angeLsize(エンジェルサイズ)」など、プラスサイズに力を入れている通販サイトは数多く存在します。楽天市場などの大型ECモールでも「大きいサイズ レディース」のランキングページが用意されているため、複数のブランドやショップの人気商品を一度に比較したい場合に活用しやすいでしょう。

通販サイトによってサイズ展開の幅、価格帯、デザインのテイストに違いがあるため、自分が重視するポイントを明確にしてから複数のサイトを比較することが、満足度の高い通販選びにつながります。

返品・交換制度とポイント還元も選ぶ基準になる

通販でプラスサイズファッションを選ぶ際は、サイズやデザインだけでなく、購入後のサポート体制も比較材料にすることをおすすめします。大手の通販サイトの中には、商品到着後14日以内であれば理由を問わず無料で返品・交換に対応しているところもあります。試着ができない通販だからこそ、こうした制度が整っているサイトを選んでおくと、サイズが合わなかった場合でも安心して買い直せます。利用する前に、セール品や下着など衛生上返品不可な対象外商品がないかどうかも合わせて確認しておくとよいでしょう。

通販サイトの多くはポイントサービスも提供しています。お買い物200円につき1ポイントが貯まり、1ポイントを1円相当の値引きとして次回以降の購入に利用できる仕組みを採用しているサイトもあります。店舗とオンラインストアの両方で使える共通ポイント制度を導入しているブランドであれば、実店舗とオンラインを併用しながらポイントを効率的に貯めることも可能です。プラスサイズアイテムは1着あたりの単価がやや高めになることもあるため、ポイント還元や交換保証の有無も通販サイトを選ぶ際の実用的な判断基準のひとつになります。

靴選びはワイズと捨て寸の1センチが鍵

プラスサイズファッションを考えるうえで見落とされがちなのが、靴のサイズ選びです。25センチ以上の大きいサイズの靴や、甲高・幅広タイプの足に合う靴を専門に扱う通販サイトも増えてきています。

靴選びでまず知っておきたいのが「ワイズ」という足幅の規格です。ワイズは足の甲の周囲の長さを示す指標で、3E以上になると幅広タイプに分類されます。自分の足がワイズのどのランクに当たるかを把握しておくと、通販サイトで靴を選ぶ際の目安になります。試着ができない通販だからこそ、靴を選ぶときはヒールカウンター、つまり靴のカカトの部分にしっかりとカカトを合わせて靴ひもやストラップを締めた状態で、つま先に「捨て寸」と呼ばれる約1センチ程度の余裕があるかどうかを基準に判断することが推奨されています。

具体的なブランドとしては、プラスサイズ専門ブランドのシューズが26.5センチまで対応しており、かわいらしいデザインを重視する方に選ばれています。ぽっちゃり女子向けの専門ブランドの中には27センチまで対応しているところもあり、足の大きさに悩む方の選択肢を広げています。無印良品ではオンラインで約25センチまで、スニーカーなど一部アイテムは28センチまで展開されており、比較的手に取りやすい価格帯で幅広いサイズを選べる点が魅力です。アウトドア系の衣料品を扱うブランドでも大きいサイズの靴を取り扱っているケースがあるため、普段使いのスニーカーを探す際の候補として検討してみるとよいでしょう。

洋服だけでなく靴のサイズにも幅広い展開があることを知っておくと、トップスからボトムス、アウター、靴まで、頭からつま先までトータルでコーディネートを組みやすくなります。

まとめ:サイズ確認と体型に合うシルエットが失敗を防ぐ

プラスサイズファッションの通販市場は、ボディポジティブという価値観の広がりとともに今後も拡大が見込まれている分野です。一方で、ファッション業界全体で見るとプラスサイズの表現はまだ限られているというデータもあり、消費者自身が自分に合った通販サイトやブランドを見極める力を持つことがますます大切になっています。

通販でプラスサイズファッションを選ぶ際は、まず自分のヌードサイズを正確に把握し、商品のサイズ表記の基準を確認すること。次に、自分の体型に合ったXラインやIラインといったシルエットを理解し、素材の伸縮性や通気性にも注目すること。そして、二の腕やお腹、下半身といった気になる部位に合わせたデザインの工夫を取り入れること。最後に、レビューの活用や返品交換制度の確認といった購入前のチェックを徹底することです。

これらのポイントを押さえれば、通販だからこその豊富な選択肢を最大限に活かしながら、自分の体型に合ったコーディネートを見つけやすくなります。プラスサイズだからとファッションの選択肢を狭めるのではなく、今回紹介した選び方のポイントを参考に、自分に合う1着を探してみてください。

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