洋服サブスクは20代のプチプラ派にどれだけ節約効果があるか

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洋服サブスクは20代のプチプラ派にどれだけ節約効果があるか

洋服サブスクとは、月額料金を払って服を借りられるサービスのことです。20代の洋服代は月3,000円台から7,000円台程度が目安とされており、airClosetやメチャカリの月額料金もほぼ同じ水準にあります。つまり、サブスクが節約になるかどうかは、今の自分がプチプラショップで何着買っているかによって答えが変わってきます。月に2、3着買い足しているなら支出が定額に収まりやすく、逆に年に数回しか服を買わない人はサブスクのほうが割高になりやすいです。この記事では、20代の洋服代の実態データと主要サービスの料金を突き合わせながら、どんな使い方なら本当に節約になるのかを具体的な数字で見ていきます。プチプラ購入との組み合わせ方や、サイズ交換・買取といった細かい条件も含めて整理しました。

洋服サブスクで届いた服を確認する20代女性
目次

20代の洋服代は月3,643円、サブスク料金とほぼ同水準

20代女性の洋服代は年間平均43,713円、月に換算すると3,643円というデータがあります。女性全体の平均は年間40,942円で月3,412円なので、20代はほかの年代よりやや多く服にお金を使っている計算です。30代は年間41,400円、40代は年間37,713円と、年齢が上がるにつれて洋服代は少しずつ減っていく傾向が見えます。

別の調査では、10代から20代の52.34パーセントが「1年間の洋服代は5万円以下」と答えていました。内訳は「まったくかけない」が18.76パーセント、「0円から5万円」が33.28パーセント、「5万円から10万円」が23.86パーセントです。単身世帯に限ると、女性は月7千円程度、男性は月4千円程度という報告もあります。数字にばらつきはありますが、20代の洋服代はおおむね月3千円から7千円のあいだに収まる人が多いと考えられます。

この幅は、後述するメチャカリの月額3,278円やairClosetのエントリープラン月額3,960円とほぼ重なります。サブスクの料金が「安い」と単純には言い切れない理由はここにあります。

20代の洋服代とメチャカリ・airClosetの月額料金を比較した図

メチャカリは月額3,278円、点数無制限で20代のプチプラ層に合う

メチャカリは点数無制限のレンタルが月額3,278円という価格設定です。レディースだけでなくメンズ・キッズの服も同じ月額料金で使え、10代から50代まで対応しています。トレンドを意識したカジュアルアイテムが中心で、プチプラ感覚で気軽にトレンドファッションを楽しみたい20代との相性がよいサービスです。

一方、airClosetは会員数100万人以上の国内最大級のサービスで、利用者の年代は20代から50代、特に30代から40代が多いとされています。料金は月3着までのエントリープランが月額3,960円、点数無制限のレギュラープランが月額7,260円です。プロのスタイリストがコーディネートを選んでくれる点が特徴で、自分では選ばないアイテムに出会いたい人に向いています。ただし返却のたびに送料とは別に300円程度のクリーニング代が発生するプランがあるため、月額料金だけで比較すると総支払額とのあいだにギャップが出ます。

Rcawaiiはスナイデルやミラオーウェンといった人気ブランドの服を定額で借りられるサービスで、利用者層は20代から50代の女性です。最新トレンドアイテムが定期的に届く仕組みで、かわいい系・トレンド系のファッションを求める20代女性の選択肢になっています。配送の遅れやアイテムの状態について不満の声もSNSで見られるため、申し込み前に最新の口コミを確認しておくと安心です。

価格だけで比べるならメチャカリがもっとも手頃で、点数無制限という条件も20代のプチプラ志向に合っています。プロのセンスを借りたいならairCloset、ブランド力を重視するならRcawaiiが選択肢になります。

サービス名月額料金の目安レンタル点数主な特徴
メチャカリ3,278円無制限カジュアル中心、10代から50代対応
airClosetエントリー3,960円月3着までスタイリストがコーディネート提案
airClosetレギュラー7,260円無制限返却ごとに約300円の別途費用あり
Rcawaii6,000円台からプランによるスナイデル等の人気ブランドを収録

国内のファッションレンタル市場は2020年時点で約100億円規模

洋服サブスクを含む国内のファッションレンタル市場は、2020年時点で約100億円規模に達したと推定されており、前年比で約20パーセント増加しています。世界に目を向けると、ファッションレンタル市場全体は2025年の25億8,000万米ドルから2034年には66億8,000万米ドルまで拡大すると予測されており、年平均11パーセント程度の成長が見込まれています。

サステナブルな消費への関心の高まりや、ラグジュアリーブランドを気軽に試したいという需要が、この成長を後押ししている要因とされています。市場全体が拡大しているということは、それだけサービス間の競争も進み、料金プランや取扱いブランドの選択肢が増えていくということでもあります。20代のうちからこうした市場の動きを知っておくと、数年後にサービスを見直すタイミングでも比較検討の判断材料が増えます。

プチプラで月6,000円買っているなら、サブスクで支出が下がる

プチプラブランドで1着2,000円から4,000円の服を月に2、3着買っている人がいたとします。この場合の月の洋服代はおよそ6,000円から12,000円です。これをメチャカリの月額3,278円やairClosetレギュラープランの月額7,260円に置き換えると、月々の支出に上限ができて、結果的に総額は下がります。

反対に、もともと月に1着買うか買わないか、セール時にまとめ買いする程度の人は、月額固定のサブスク料金のほうが割高になります。洋服サブスクの節約効果は「今の自分がいくら使っているか」で決まる話であり、加入すれば誰でも得をするわけではありません。まずは家計簿アプリやレシートを1、2か月分見返して、実際の洋服代を数字で把握することが判断の出発点になります。

金額だけでなく、返却の手間やサイズ・テイストが合わないリスクといった、数字に出てこないコストも比較材料に入れる必要があります。届いた服が思っていたイメージと違うという声は、特にスタイリスト一任型のサービスで一定数見られます。事前に好みやNGアイテムを登録しておく、着用画像や口コミを見ておくといった準備で、こうしたミスマッチはある程度防げます。

プチプラ購入とサブスク定額の月支出を比較した図

サブスクに加入してもプチプラ購入を続けると支出は増える

洋服サブスクで失敗しやすいのは、加入したこと自体に満足して、プチプラショップでの購入も並行して続けてしまうケースです。これでは月額料金と洋服代の両方がかかり、節約どころか支出が増えます。

節約目的でサブスクを使うなら、加入後は基本的にサブスクで服をまかない、プチプラショップでの購入は月1,000円から2,000円程度に上限を決めておく必要があります。サブスク代とプチプラ代の合計が、これまでの洋服代を上回ってしまっては本末転倒です。

送料やクリーニング代、返却時の手数料といった月額料金以外の細かいコストも見落としがちなポイントです。airClosetのように返却のたびに一定額がかかるプランでは、月額料金の安さだけで判断すると、実際の総支払額とのギャップに驚くことになります。

サイズ交換は定期タイミング以外だと送料が自己負担になる

サイズが合わなかった場合、月1回の定期交換のタイミング以外で返送すると、送料が自己負担になるサービスが少なくありません。airClosetはXSから3Lまで幅広いサイズ展開があり、300ブランド・35万着以上のアイテムから選べますが、返却のたびに330円程度の返送料が別途かかります。

初回登録時に自分の正確なサイズを入力しておけば、こうした想定外の費用はある程度防げます。申し込み時に面倒がらず採寸してから登録する、これだけで無駄な出費を減らせます。解約条件や返却ルールも事前に確認しておきましょう。最低利用期間が設定されているサービスもあるため、合わなければすぐやめられるかどうかは、選ぶ段階で確認しておく価値があります。

フリマアプリで売る手間を省けるのもサブスクの利点

プチプラで服を買って着なくなったら売る、という流れを取っている20代も少なくありません。20代の約5割がフリマアプリやオークションサイトを利用しており、そこでもっとも取引されているのが衣類・服飾品というデータがあります。メルカリは会員数が多く出品も手軽なため、着なくなった服を手放す手段として定着しています。

ただし、メルカリはいつ売れるか予測できません。出品してから売れるまでのあいだは収納スペースを確保しておく必要がありますし、写真撮影や梱包、発送といった手間も発生します。洋服サブスクであれば、そもそも購入していないので売る手間自体が発生しません。着なくなったら返却するだけで済み、フリマアプリへの出品作業にかかる時間を丸ごと省けます。

プチプラで買って着倒して売る、というサイクルに時間や手間の負担を感じている人にとっては、この「売らなくていい」という点もサブスクを検討する材料になります。

気に入った服は会員価格で買える、メチャカリは77パーセントオフの事例あり

洋服サブスクには、気に入ったアイテムを会員価格で買い取れる特典があります。メチャカリでは、定価6,600円のニットを1,521円、割引率にして約77パーセントオフで購入できた事例が報告されています。サービスによっては、目安として60日程度レンタルし続けたアイテムがそのままプレゼントされる仕組みもあります。

レンタルしていたら本当に気に入ったので手元に残したい、という場合にもこの特典は役立ちます。プチプラショップで新品を定価購入するより安く、お気に入りの一着を手に入れられる可能性がある点は、金額に表れる節約効果のひとつです。

サブスクは時間も節約する、ある利用者は162時間短縮した

洋服サブスクの効果は金額だけでなく時間にも表れます。airCloset利用者の一例では、服選びにかける時間が累計162時間短縮され、着用した洋服の総額は2,155,660円分に相当したという報告があります。これは目立った例ですが、毎回何を着るか悩む時間や、休日にショッピングモールを何軒も回って服を探す時間が減ること自体は、多くの利用者に共通するメリットです。

浮いた時間を仕事やプライベートに充てられると考えれば、サブスクは時間を買うサービスとしての側面も持っています。可処分時間が減ったと感じている社会人の20代にとって、この時短効果は金額の比較だけでは見えてこない価値です。

結婚式ドレスは購入なら1万円超、レンタルなら月額の範囲で着られる

洋服サブスクはシーンによって使い方を変えると効果が上がります。通勤で使う場合は、オフィスカジュアルなベーシックアイテムを中心に借りると、毎日のコーディネートに悩む時間が減ります。プチプラの通勤服は数年で毛玉やヨレが出やすいですが、サブスクなら常に状態のよいアイテムに交換しながら着られます。

結婚式や女子会などのイベントでは、購入すると1着1万円以上することもあるワンピースやフォーマルアイテムを、必要なときだけレンタルできます。20代は友人の結婚式に招かれる機会が集中しやすく、毎回同じワンピースを着ていくことに気まずさを感じる人も少なくありません。サブスクなら1回だけのスポット利用も可能で、都度違う一着を選べます。

休日のお出かけでは、トレンド感のあるカジュアルアイテムを借りることで、プチプラショップを何軒も回らなくても旬のコーディネートが完成します。返却期限が決まっていないサービスでは、気に入ったアイテムをそのまま長く着続けることもできます。

結婚式や卒業式、面接など特定のイベントのためだけに1か月だけ加入して翌月は解約する、というスポット利用の仕方もあります。継続的な節約効果は限定的になりますが、その場限りのフォーマルアイテムを買わずに済む点では、まとまった出費を避けられます。20代のうちは収入が安定しない人も多く、冠婚葬祭のたびに数万円のフォーマルウェアを買い足す負担は決して小さくありません。

ベーシックはプチプラ購入、トレンドはサブスクという使い分けが効く

洋服サブスクとプチプラファッションは、組み合わせて使うことでより高い節約効果が期待できます。柄物のトップスや流行色のアウターのようにワンシーズンで着なくなりがちなアイテムはサブスクでレンタルし、白シャツやデニム、無地のニットのように長く使えるベーシックアイテムはプチプラブランドで購入して繰り返し着る、という使い分けが有効です。

毎月の予算を先に決めておくという節約の基本は、サブスクを利用する場合も変わりません。サブスクの月額料金に加えて、プチプラショップでの購入予算にも月1,000円から2,000円程度の上限を設けておくことで、両方の合計がこれまでの洋服代を上回る事態を防ぎやすくなります。

手持ちのベーシックアイテムにサブスクで借りたトレンドアイテムを一つ加えるだけで、コーディネート全体が今っぽく見える工夫も参考になります。全身をトレンドアイテムで固めるのではなく、ベースは手持ちの服やプチプラアイテムで整え、差し色や旬のデザインだけをサブスクで取り入れる形が、飽きのこないおしゃれと節約の両立につながります。

ベーシックはプチプラ購入、トレンドはサブスクでレンタルする使い分けを表した図

20代単身世帯の3割超が貯金ゼロ、月数千円の見直しが響く

20代単身世帯の貯蓄額は平均161万円から219万円という調査がある一方、中央値は15万円から103万円と平均より大きく下がります。これは、貯蓄をしっかり積み上げている一部の人が平均値を押し上げている一方で、実際には貯金がほとんどない人も相当数いることを示しています。実際、20代単身世帯のうち36.6パーセントは金融資産をまったく保有していないという結果も出ています。

手取り収入から貯蓄に回す割合は、20代の単身世帯で平均18パーセントから19パーセント程度とされています。20代前半の年収267万円の場合で月2万円から5万円、20代後半の年収394万円の場合で月3万円から8万円が貯金の目安として挙げられています。

こうした数字を踏まえると、洋服代を月数千円単位で見直すことは、貯蓄ゼロの状態から抜け出す小さな一歩になり得ます。サブスクへの切り替えでプチプラ購入が月6,000円から3,278円に下がれば、差額の2,700円程度がそのまま貯蓄や別の支出に回せる計算です。金額としては大きくなくても、貯金ゼロの世帯が3割を超えている状況では、この差額を意識するかどうかが積み重ねの分かれ目になります。

20代がサブスクを選ぶ基準は、自分の洋服代を数字にすることから始まる

20代がプチプラ志向で洋服サブスクを検討する場合、いくつか押さえておきたい基準があります。まず、自分の今の洋服代を家計簿アプリやレシートで1、2か月分振り返り、月にどれくらい使っているかを数字で確認します。その金額とサブスクの月額料金を比較すれば、節約になるかどうかの目安がつかめます。

次に、自分がサブスクに何を求めているかを明確にします。とにかく安くトレンドを楽しみたいならメチャカリのような点数無制限・低価格帯のサービスが向いています。プロの目線でコーディネートを組んでもらいたいならairClosetのようなスタイリスト提案型、特定のブランドの服を着たいならRcawaiiのようなブランド特化型が選択肢になります。

いきなり点数無制限の高額プランに申し込むのではなく、まずはエントリープランや短期のお試しプランで生活リズムに合うか確かめる方法もおすすめです。多くのサブスクは月単位の契約なので、1か月だけ試してから継続を判断できます。大学生や20代前半で収入が不安定なうちは、メチャカリのように月額3,278円からと手頃な価格帯のサービスで試し、生活に合うと感じてから他のサービスや上位プランへの変更を検討する進め方が失敗しにくいです。

洋服サブスクが20代の節約につながるかどうかは、月にプチプラで何着買っているかという1点にかかっています。月2、3着買い足しているなら支出は下がりやすく、年に数回しか買わないなら加入で支出が増えます。自分の洋服代を数字にしてから比較する、この手順を飛ばさないことが、後悔しないサブスク選びの土台になります。

料金プランの安さだけで選ぶと、送料や返送料、サイズ交換の条件といった細かいコストで想定より支出が膨らむこともあります。月額料金と付帯費用を合算した実質的な負担額を比較したうえで、自分の生活リズムに合うサービスを選ぶことが、20代のプチプラ志向と節約効果を両立させる近道になります。

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